「あなたはキャリアを通して自分の個性を保ち続けています。 どうやって維持しているのですか?」 という質問に対してのコメント
『人を他人と違った存在にする要素がある。 それを見極めることが1つの方法だ。 それを磨くことも秘訣だ。 だが、人間というのは自分が持っているそういう可能性を否定するものだ。 とても勇気のいることだからね。 自分の可能性を世間に発表して、それが批判されると、傷付くよ。 俺も過去にそれを経験した。 面の皮をかなり厚くしないとやっていけない。 どのギター雑誌を見ても、嫌な手紙が掲載されている時期があった。 質の悪いプレスなんてものは存在しないと人々は言うけれど、そんなのは戯言だ。 とても傷付くし、俺達は感じやすいんだ。 俺だって、他の人達と同じように、自分の音楽を聴いてもらいたいし、受け入れてももらいたい。 でも、誰かから俺の音楽が自分の人生を変えたという手紙をもらうことほど良い気分になるものはないよ。 俺は、永遠の忠誠を公言する人間は本気では信じられないし、俺の音楽が人々にそういう影響を与えたなんて、想像出来ない。 俺に対する影響は分かっているよ。 でも、他の人にも同じような影響を及ぼしているなんてまだ信じられないんだよ。
俺が80年代初期に登場した頃は、雑誌を開くと、エリック・クラプトンが 「こいつは信じられないほど凄い」 と言っていた。 それから、ジミー・ペイジが何か言っているのも読んだ。 最高の気分だったよ。 でも、その内反動が来ることも知っていた。 それでも、自分が信じていることを止めるつもりはなかった。 俺がやりたいこと、俺がやれることをね。 俺はやるべきことをやる。 俺にはそれがやれるからだ。 最後の日になっても、自分がやったことを振り返りたいし、鏡に写った自分の姿を見られる状態でいたいんだ。』
かっこいい